織る前に
糸を全部
準備する
 

 
 
 
製造部 整経課 リーダー
T.A
タオルソムリエ 認定第2312号
インタビュー時:入社9年

この仕事に就いたきっかけは?
 
最初は事務員で会社に入りたかったんです。
たまたま私の先輩にあたるベテランの方が退職されるという事になり、
整経に空きが出まして、「やって見ないか?」と言われまして・・・。
全く未経験でしたが、楽しそうな感じがして、やってみたくなってきたんです。
1年間タオル会社の訓練校へ通わせてもらって、その後、正式に入社しました。
 
この仕事の魅力はどんなところですか?
 
やっぱり、黙々と自分の作業ができることですね。結構ハマります。
今まで接客や事務職しかやったことがなかったので、
黙々とする作業にハマってしまいました。
糸を織機(しょっき)にかけるのに数1000本の糸を同じ張力で巻かないと
織機がエラーを起こして止まってしまったりするので、
手で触って糸の張りを調整して行くのですが、最初はそれが難しくて、
機場(はたば)からちょっとおりにくいから直して欲しいとか、よく言われてました。
今はそんなこともなくなりましたし機場から、「よかったよ!」
と言われたりすると、嬉しくなって、頑張ってしまいます。
 
 

 
 
9年間勤務して思うことは?
 
この会社は20~30年のベテランの方もいますし、
私はまだまだ今でも失敗することはあるのですが、
その失敗に対する対処法も覚えましたね。
専門分野ですので、後輩に引き継げる技術もできたことが嬉しくて、
9年の経験が少し会社に貢献できているのかなと思っています。
この仕事に対して自信を持てるようになりましたので、
このまま10年、20年と続けていけたらいいなあと思っています。
 
会社のいいところは?
 
黙々と仕事をしてきて9年間ですが、子供がいても、学校行事や病気の時も
休みが取りやすいし、主婦の方が周りに多くて、お互いの協力や周りの
みんなのサポートが得られるので、とても助かってます。
 
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タオルの仕上がりに影響が大きい整経の仕事を9年目にして
熟練の職人として糸に向ける眼差しは真剣です。
一方、休みの日は中学生の息子さんのサッカー試合を応援に行ったりして、
「ちょっと恥ずかしそうに、韓流ドラマにはまってるんですよ」というT.Aさん。
とても優しい笑顔の素敵なおかあさんです。
 
 
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